ベトナム旅行記⑧
「ベトナム旅行記⑦」のつづき。
2023.9.1
朝は6時にチェックアウト。
冷やしたマンゴスチン(右)とランブータン(左)を食べて、リュックを背負う。
マンゴスチンはとろける柔らかさで、
とげとげランブータンは少々酸味ある果実。
どちらもライチの味に似ている。
ロビーにタクシーが来るはずだけれど、まだ来てないようだ。
と思ったら
ホテルの女性スタッフさんがちょうどバイクで到着し、
私たちがまだ居る様子に驚き
「まだ来てないの!?すぐ来させます!」と
あわてて電話をかけてくれた。
もしかしたらそういうことは有り得そうな気がしていたから、ノープロブレムと笑顔で返した。
10分後にタクシーらしき車が到着し、乗り込む。
女性が心配そうな表現をたたえて、見えなくなる最後まで手を振ってくれていた。
ノープロブレム。
今日は移動の一日だ。
サンシャインホテル2階の窓から。
一時間ほどタクシーに乗って、無事にダナン空港へ着く。
8時半ごろのフライトでハノイ空港へ。
そこからなんと深夜0時までトランジットタイムが丸一日あるので
空港を出て、ハノイ市街地付近で過ごすことにする。
ハノイ市内までは一時間弱かかる。
タクシーよりバスが安価で良い、とリサーチし
以下のリンク先を頼りに移動。(いつかまた見返すかもしれないから貼ります)
おろおろしながら「オレンジ色の86番バス」を見つけ出し、バス移動中はGPSで現在地を確認しながらハノイ市内で降りる。
ハノイは完全にシティーだ。
ビルが立ち並び、人も車もたいへん多い。
ホイアンで毎日見ていた光景や人々の様子と、圧倒的に違う。
…ちょっとここを歩き回るのは相当体力が必要だ。
とりあえず腰をおろしたくて、
少し歩いてホアンキエム湖へ。
風がきもちよくて
お昼のバインミーを買いに行って再び戻る。
もうここにずっと居ようか、という空気が2人の中で漂う。
ここがハノイ市内のveganバインミー屋さん。テイクアウトです。
小中学生くらいの女の子達がお店に立っていた!
パンがホイアンと違う。
先がとんがっていなくて、平らに焼き付けてある。
食感は「さくさく」で、もっちり感はほぼ無い。
バインミーといっても国の中で全然違うのだな。
パンが薄く作られてる分、具材がたっぷりしっかり入っていてすごい食べ応え。とってもおいしくて◎
湖を離れて、ハーゲンダッツの2階にある老舗らしきコーヒー屋さんへ。
コーヒーではなく、思わずビールを頼んでしまう。
ここから歩行者天国になっている下の道を眺め、
色々な国民達がキメっキメの写真を撮り合う様子を
ひたすら観察していた。
…
夕方17時頃。
市内の道路沿いをがんばって歩き、
バス停へ向かう。
86番バスに乗って、ハノイ空港へ戻る。
チェックインを済ませて人間観察しながらダラダラ過ごす。
水を最後に買おうと思っていたら、搭乗口前のSHOPの水が2倍の値段で売られており
手持ちのわずかなベトナムドンで買うことができないことを悔やむ。
最後の最後はそんな感じ。
…
深夜0時過ぎ
飛行機は無事に出発。
成田空港へ、日本時間8時前に着。(時差は2時間)
成田に着いた瞬間から、
日本人の感覚に戻り、すぐ馴染む。
…
駅構内、
日本人の歩く姿を見る。
皆しずかだ。
懸命で、
目的をもって歩こうと努力し、
人を思いやる気持ちが深くてやさしい。
ここ最近は、それらをマイナスな面と捉えていたのかもしれない。
ホイアンに滞在して
名所を周るでなく、ただひたすら人間と街を観察する日々。
そこから得たものは不思議と、内なる気づきである。
海外への旅というのは特に
外(外国)の良さを知ることから、
内(日本)の良さに気づくということと
今までの自分に無い感覚を得て、
自分自身の心を寛容にさせるきっかけ、だと思う。
旅に 特別な理由も意味も敢えて必要無く
とりあえず行ってみて感じたことが全てである。
そんな衝動性のある日常の延長も、たまには良いんじゃないかな。
ホアンキエム湖で。
3take撮って、全ておばさまと共に映ってしまいました。
たびはつづく。
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