ベトナム旅行記⑤

「ベトナム旅行記④」の続き。
2023.8.29
朝起きたら
久しぶりに、ホテル前を走るバイクから
あのスピーカー音源を耳にした。

「◯◯、◯◯◯」、、

日本でいう石焼き芋的な感じだろうか。

ベトナム語を理解しようという気持ちが薄いから、進歩が乏しいのも当然である。


さて

ここで今更気づいたのは、「CHAY」が精進料理、素食(ベジタリアンメニュー)を表すということ。

こんなにベジタリアンなのに非常に今さらである。

そうなると目につく店はベジばっか、選び放題だ。

目についたCHAYの店に入り、ベジバインミーを食べながら、今日は何をしようかと考える。


ホイアンを出てダナンに行ってみようということに決まり、頑張ってバス停とやらへ歩いて行ってみる。


大きい道路沿いを歩くと排気ガスがなかなかだ。
現地のバイクの人たちはほぼマスクをしている。

信号は一応あるといった程度。
歩行者優先という概念が無く、
道路の真ん中は車、バイク、自転車、歩行者が混在し、私たちも必死に縫って渡る。

ようやく着いて、求めていたバスは確かにあった。
しかしどう見ても動いてなさそうなバスである。

立ち尽くした後、タクシーで行くほどでも無いなと思って、ダナン行きの予定を変更。

食べて食べて呑んで
ばっかりなので

今日は観光客らしく、観光名所めぐりをしてみようということになった。

ホイアンは、年間延べ500万人以上も国内外から訪れる人気の観光地。ランタンの灯でも有名な世界遺産の町である。

古い木造家屋が立ち並び、古き良き時代の面影を感じるレトロな街並み。

これまで毎日「ホイアン旧市街」と呼ばれるエリアと、旧市街から続くトゥボン川沿いとナイトマーケットの中を歩いてきたが
チケットが必要な場所は行けていなかった。


というわけで
25箇所の内好きな5箇所を巡ることができるチケット、というものを買ってみる。


ホイアン民俗博物館、福建会館、ホイアン伝統芸術パフォーマンスセンター。

中華や日本にルーツを持つ建物であったり、貿易港としての面影が残るため、どこか懐かしく感じる。

パフォーマンスセンターというのは小さい劇場で、毎日数回ベトナムの少数民族を題材にしたダンスや音楽、舞踊を鑑賞することができる。
生演奏、とても楽しめました。
お昼はここ。
コムガー。
そして、夜は。


この日はたまたま、月に一度の「ランタン祭り」である。

ホイアンでは旧暦の毎月14日
日が暮れるとともに、月明りやランタン、ロウソクの小さなあかりだけで旧市街を灯す。

ナイトマーケットで毎日お祭りないつもの場所が、いつも以上に賑わっていながら、確かに様子が違う。

この夜はきらびやかというより、幻想的な旧市街。


「V vegan」で軽く食事をし、お酒を呑む。


月が隠れ
急に雨が降りそうになり、ランタン流しの船が一斉に早漕ぎで戻る。

私たちも小走りでホテルへ戻ることにした。

↑道中で、街の音を採取しながら歩いてます。

つづく




HAZAMA-blog

菓子屋と音楽家と日常の狭間を語る。